記録的な大雨となった九州では7日未明から朝にかけて、猛烈な雨が降った。熊本県で新たに2人が死亡し、同県の死者は計51人に。同県球磨(くま)村で1人の心肺停止が確認された。福岡県大牟田市でも1人が死亡。西日本から東北の広い範囲で、8日まで大雨になるところがある見込みで、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。
7日午前6時40分ごろ、熊本県山鹿(やまが)市小原で「水没した車に男性が取り残されている」と通報があり、消防署員らが道路脇に落ちた車内から高齢の男女2人を救出したが、その後県警が死亡を確認した。
また国土交通省と気象庁は同日午前8時35分、大分県日田市の筑後川の上中流部で氾濫(はんらん)が発生したと発表した。大分県警によると、午前7時48分ごろ、同市天瀬町の男性から「家に水が入ってきて、妻が流された」と通報があった。流されたのは70代の女性とみられ、県警が確認している。長崎県大村市内も6日から一部が冠水した。
大牟田市では6日午後11時50分ごろ、田中春子さん(87)が、浸水した家屋内で見つかり死亡が確認された。
7日朝までに熊本県小国町付近…
980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル